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 性同一性障害のため女性から性別を変更した兵庫県宍粟(しそう)市の男性(31)が12日、東京?霞が関の司法記者クラブで記者会見し、第三者提供の精子で生まれた長男(4)を嫡出子と認めた最高裁決定(10日付)への喜びを語った。
 男性は長男を連れて会見に出席。「やっと戸籍上も息子の父親になることができた。これからもたくさんの愛情で子育てしたい」と話した。11日に最高裁決定を知った妻(31)は涙を流し、男性とハイタッチして喜びを分かち合ったという。
 男性は、性同一性障害特例法に基づニューバランス ランニングシューズき性別変更して2008年4月に現在の妻と結婚した。09年11月に人工授精で妻が長男を出産、本籍地の東京都新宿区に出生届を出した。だが、夫の性別変更を理由に嫡出子として扱われず、戸籍の父の欄は空白とされた。
 最高裁第3小法廷は1、2審の判断を覆し、「妻が婚姻中に妊娠した子は夫の子と推定するとした民法の規定が適用される」として父子関係を認めた。決定文が届いた11日、男性は自身のブログで「今日、ついにでた! 最高裁。認められた。くつがえした。ヤッター。あきらめず、頑張り続けた結果だ」とつづった。
 最高裁の決定により、戸籍は訂正され、空白だった「父」の欄に男性の名が記載される。
 夫妻は次男(1)についても親子関係の確認ニューバランス 574を求めて提訴。1審?大阪家裁が請求を棄却し、現在大阪高裁で係争中だが、今回の最高裁判断が影響しそうだ。
■ことば 
 性同一性障害   やや簡潔に『性の自己意識(心の性)と生物学的性別(身体の性、解剖学的性別)が一致しない状態』とも説明されている。
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