もしも 。。。
合コンに行くと、必ず聞かれる話題に「血液型って何型?」「好きなタイプは?」「SとMならどっち?」がある。
『まいっちんぐマチコ先生』の画像付き記事はこちら
その中で、好きなタイプは? と聞かれると必ず答えるようにしているのは、「マチコ先生」だ。その後の反応は場が白けるだけでなく、一瞬の間が生まれる。みんなマチコ先生を知らないのだ。
気配り上手な女性はその後、ニューバランス スニーカー「マチコ先生ってどんな人?」と聞いてくれるが、いつも生徒におっぽいを触られ、スカートめくりをされる女教師だと説明すると、必ず冷ややかな目になる。そんな目が自分はたまらなく好きだ。
マチコ先生は天使。それ以外の表現が見当たらない。
当時小学生だった自分はこの日本が生んだ傑出の大名作『まいっちんぐマチコ先生』(えびはら武司/キリック)を読んで、幼心にいたく感銘を受けた。そしていま、出版社に勤務している。これは何かの運命ではなかろうか? あの時、まいっちんぐマチコ先生に出会っていなければ、おそらく普通の会社員になっていただろう。
少子化や草食系男子など、若者の性欲減退の原因はおそらくインターネットの普及と言われている。裏山や墓場に捨てられていた“カピカピになったエロ本”を2本指で破れないように丁寧に1枚1枚、友達とみんなでめくる楽しさは、現代の若者に説明しようとも絶対に共有できない感覚だ。
また、コンビニで売っているエロ本を買うために、見たくもないファッション誌の間に挟んでレジに持っていったり、雪すさぶ冬道の中、自転車で飛ばし、人気のないところにある“エロ本自動販売機”で目的のエロ本(投稿もの)を購入した帰りに、ニューバランス レディース自転車がスリップして、大怪我をした経験はおそらくないだろう。
このようにマチコ先生のようなエロの入門書を経て、性に目覚め、あくなき探究心の末に“エロは得がたい”という事実に直面し、男性はエロの大事さ、尊さ、手に入れるための難しさを知る。そんな幼少期の体験がベースとなり、大人になってもいかにいい女を落とせるか、試行錯誤をして、時には強引に、時には優しく、雪道で無我夢中で自転車を走らせたように、エロを手に入れるために人生を賭して立ち向かう紳士が形成されるのだ。
往年のマチコ先生ファンも、まだマチコ先生に出会っていない若者もぜひ本書を手にとってほしい。
あの時の苦しみや楽しさをみなで共有しようではないか。
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